2019.06.19 feature

フランス発のアイウェアブランド“Waiting for the sun”が伊勢丹 メンズ館 にてPOP UPイベント開催!ブランドの真髄と“グリーンゲリラ”のテーマに迫った独占インタビューを公開。

 

 

ーまず始めに、簡単なプロフィールを教えて下さい。

 

僕は“WAITING FOR THE SUN(ウェイティング フォー ザ サン 以下:WFTS)”を9年前にアントワンという友人と共に設立したんだ。でも僕たちは本当にビジネスをしたかったわけではない。これは僕たちの2人の賭けだったんだよ。利益、ブランド、そんなものではなく、只々楽しさだけが僕らを突き動かして“WFTS”は生まれたんだ。“WFTS”はブランドという認識よりコミュニティだと考えている。それは“WFTS”を取り囲む全ての精神が商品より大切だと考えているから。これはマジで。今では“WTFS”=サングラスと思ってもらえているけれど、色々な素材を色々なアイテムで試して作ってみた中で一番しっくりきたのがサングラスだっただけなんだ。でも僕たちが世界で最初に木のサングラスを世に出すことができたんだ。」

 

 

 

 

 

 

ーデザイナーとなったキッカケはなんでしょうか?

「僕は元々、芸術家とその先生になりたくてアートを専攻していたんだ。学校ではずっとデザイン….ドローウィング…ペインティング、主に絵画を突き詰めていた。子供の頃から絵は自然と描いていたね。父の仕事は車の販売だったのだけど、僕はいつもその車を描いていた。だから正確なキッカケというものはわからない。でも、とにかく小さい時からデザイナーみたいな職種に就くんだろうなと決まっていたように思うよ。それから時を経て“Christian Lacroix Haute Couture”チームに入る機会を得られたんだ。考えてみると、2004年くらいから僕はいつもクールでやり甲斐のある仕事に恵まれきた。デザインやコンセプト、ロゴやテキスタイル、様々な分野で勉強をさせてもらえた。」

 

 

 

 

 

ーモノ作りで大切にしていることはなんでしょう?

 

「クリエイティブにおいて僕が大切にしていることは2つある。1つは『美しいものを作ろうとしない』こと。そして、もう1つが本当に1番大切な『ユーザーにマッチした何かを作る』ということ。僕はデザインが大好きだ。でもね、それを誰かが実際に使っているのをたまたま道で見かけたその瞬間…それこそが1番大事な瞬間なんだ。何かを作るということは、決してデザインだけで終わることでは無いと思う。コストを考えたり、工場の問題があったり、市場にマッチしているかどうかが重要なんだ。」

 

 

 

 

 

 

ー“WTFS”ではエコなプロダクトが多くリリースされています。それはどのような理由からなのでしょう?

 

「“Sustainable(サスティナブル)”を考えることはとても大事なこと。僕とアントワンには家族がいて子供もいる。そう、お父さんなんだ。そう考えたら僕たちが子供達のためにこの地球のことを考え行動することは当たり前だよね。そんな思いで僕とアントワンは独自の石油を含んでない”bioplastic(バイオプラスチック)”で特許を取った。その後、僕は見た目は普通のプラスチックなのに他の商品とは明確な違いがあるこのバイオプラスチックでやっていこうと思ったんだ。僕たちは10年前からこの取り組みを続けている。2009年には全く需要がなかったけれど10年たった今、たくさんの人達がこの重要さを理解し始めている。これは本当に嬉しいことだよ。

 

 

ーご自身で環境問題で積極的に取り組んでいることはありますか?

 

「もちろんあるよ!毎日やっているね。例えば何度も使用できる水筒を持っているとか小さな部分。そういった毎日の生活にまつわる全ての行動を僕たちは行動全てを考えるべきだ。“別の方法があるんじゃないか?”、“もっといい方法があるんじゃないか?”ってね。全ての人々が環境に良いとわかっている事に取り組めば、大きな効果が確実に出てくると思うよ。だからこそやるべきなんだ。」

 

 

 

 

ー具体的に影響を受けたソースがあれば教えてください。

 

「僕がインスピレーションを得るのは2つだけだ。それは僕の、家族と友達。それだけ!僕がクリエイティブをする時に思い浮かべるのは彼らが僕の作るものを気に入ってくれるかどうかというだけだね。身近で大切な誰かに感動してもらえたんだ。きっとそれは皆にも喜んでもらえるものなんじゃないかなと思っているよ。」

 

 

 

 

ー今回のPOP UPイベントは伊勢丹メンズ館で展開していますが、何か理由があるのでしょうか?

 

「それは大変光栄なことだからだね。Parisには“Colette”、アメリカには“Opening Ceremony”、そして東京には伊勢丹。実はね、そんな感じで伊勢丹のことはずっと前から知っていたんだ。毎年行われるトレードショーで、伊勢丹のバイヤーチームを見かけていたんだ。その時、コレクションを見にきて欲しい!そして気に入ってオーダーをして欲しい!と思っていたんだよ。伊勢丹のようなお店は世界中から見てもたくさん無いからね。ちょっとイかれているように聞こえるかもしれないけど、伊勢丹のバイヤーチームがトレードショーのブースに入ってきた時は、僕たちはもとより周りのブランドも『自分のブースにきて欲しい!買って欲しい!』と願うと肌に感じるんだ。だからこそ今回、伊勢丹と仕事が出来ていることが本当に嬉しい。自分にとって一つの目標達成だね。」

 

 

ー“グリーンゲリラ”と題したそのテーマとは?

 

「ここでいうゲリラとは“Fight Against Global Warming”、つまり温暖化や環境破壊に対する闘いがテーマなんだ。身近なところで言えばゴミを少しでも減らしたりとか、そういった提案ができればと思ってね。例えば“WTFS”のメタルフレームのサングラスには廃材から作られるリサイクルメタルを素材に採用している。ただ、ブリッジや肌に触れるデリケートな部分に関してはβチタンを使っているけどね。“グリーンゲリラ”と名付けた僕の真意はそこにあるよ。ちなみにゲリラショップというキーワードは “DOVER STREET MARKET(ドーバー ストリート マーケット)”の最初のお店、“GUERILLA ATELIER(ゲリラ アトリエ)”からインスピレーションを得たんだ。」

 

 

 

 

 

 

ー今回のポップアップイベントの見所はズバリ、なんでしょう?

 

「今回のために僕らが用意した2つの限定コラボレーションアイテムだね!1つはフランスのブランドのSessun。もう1つはイギリスのサスティナブルブランドFinisterre。このコラボレーションは僕たちのフレンドシップ、信頼性だからこそ成り立っている誇りあるコレクションなんだ。もう今からでも次の“WFTS”のコレクションに向けて動いているよ。なぜかって?次の年は僕たちの10周年のアニバーサリーだから!」

 

 

 

 

ー最後に、これから“WTFS”の展望を教えてください。


「僕らは引き続き今、僕らがやれることをやれるだけさ。クオリティの向上、新しいサスティナブルソリューションの開発、デザイン、そして市場が必要としていることに親身になって声を取り入れて、アウトプットする。前も言ったけど僕にとって1番のデザインはそれだから、変わらずに行くよ!」

 

 

 

 

 

<WAITING FOR THE SUN/ウェイティング フォー ザ サン>ポップアップストア
【会期】2019年6月5日(水)〜6月27日(火)
【会場】伊勢丹新宿店メンズ館6階=メンズコンテンポラリー/スタイルアップ